■「教育は最高の福利厚生」正垣氏のポリシーが地元の経営者たちに伝染した1号店
――正垣氏との印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
何か最悪な事が起こったときに、いつも「今が最高の変化するチャンスだ」と言い出す事です。問題が起きるたびに「最高のチャンスだ、逃げるな」と言います。「会社は一度潰れたほうが良い」とも言います。「もし社員教育をきちんとしていれば、社員の能力がどこよりも高いはずで、倒産したら他社から今までより高い給料でうちに来てくれと言われる、人狩場になる。そうでなくてはならない」「教育は最高の福利厚生だ。それで優秀な人が入ってくる」。これが個々の経営質の質問に対する回答です。大勢の前では原理原則を話し、1対1ではその人にピッタリマッチした実践的な回答をいつも出していらっしゃる印象です。
たとえば、「うちはデザインなどセンスのある人を雇わなければならないので難しい」という質問を受けた際には、「味とかセンスとかを科学的数値で表せなければ、成長発展はできない。この事をStandardization標準化と言う、センスを高めるには6つの能力のうちの知識と、経験による技能を高める事」と明快に回答していました。印象深い言葉やエピソードは沢山ありますね。
